こころおこめ

野原千代STORY


野原千代は
田舎の小さな村で代々続く農家の娘

毎日早朝から畑を耕し
田んぼを守り、稲と一緒に育つ日々
泥だらけの長靴と鍬は千代にとっての
「舞台衣装」と「畑の真ん中で
密かに「千代ダンス」を披露するのが
彼女の密かな楽しみだった。
唯一の観客は腰の曲がった
祖父・野原源蔵と、かかしだけだった


そんなある日　ラジオから流れてきた
「REDもんSTAR」の音楽が
千代の世界を一変させる！
「歌とダンスでファンサに感動を
届けたいだっちゃ！」と
千代の中で「アイドル魂」が芽吹く

その晩、千代は祖父・源蔵に宣言する。
「おじい、私、アイドルになりたい！」
源蔵は大笑いした　
だが千代の真剣な眼差しは
源蔵の心を揺さぶり　深く頷いた

千代の「アイドル修行」がスタートする！
稲穂をペンライトに見立てたダンス練習
鶏たちを観客に見立て
歌の発声練習（合いの手は「コケコッコー」）
かかし相手にファンサービスの練習

村中は噂で大騒ぎ。
「千代ちゃん、何しよるんや？」と
笑う人もいれば、「面白いかね！」と
応援する人も。

そして、村の年に一度の収穫祭でついに
「初ステージ」！
泥まみれの長靴、藁で編んだ手作り衣装
千代の踊りはどんなアイドルにも
負けない輝きで村人たちの感動の渦

源蔵は
「お前はどこでも咲ける」と涙する。

目指すは都会のステージ
REDもんSTAR　オーディション

農家アイドル
千代への夢の挑戦が今始まる



こちらの曲は、あかぼしカンパニーシュールな舞台のストーリーとリンクした一曲です
この曲を聴くことで、舞台の中のその役の背景や物語が感じられる一曲になっております