01. 正夢を見る
02. I miss you
03. 幸福論
04. Dark web
05. 今宵
06. Good Sleep
07. 失恋ソング
08. 普遍的求愛論
09. 海月
10. Siip
えのりん
コンセプチュアルとなるこのアルバムは闇深く、言葉遊びに満ちた楽曲ばかり。
必聴となるのがアルバムの最初と最後を飾る「正夢を見る」「Siip」である。えのりんらしさも感じられるがノスタルジー、そして不気味である。綺麗事では済まない冷めた歌詞が現実感のある共感性を産むのである。
えのりん自身が日々なにを肝に銘じているのかということやストレス、普遍的な感情を遠回しに綴られた歌詞は小説や文学史が好きな人にはさらに刺さるものだと思う。
Noobで出しても良いぐらい大きく、そして小さいこの題材曲を敢えてえのりんでリリースをした意味は何故か。
是非この2曲はもちろん、全曲を通して実感してほしい。