力武誠(dr)、後藤魂(pf)、片野吾郎(eb) は、東京のセッションで邂逅。2012年よりトリオを組む。3年後、上京した杉本匡教(ts)が加わり BLUE DOT が結成された。主軸となるテーマは「宇宙」。バンド名は、宇宙空間から観た地球に由来している。
最初の録音、”HALO” も示す通り、CD全般には宇宙と自然界にまつわる曲名が並ぶ。すべてオリジナル、メンバー全員による作曲である。
なぜ宇宙なのか?
リーダーである力武は、以前から「未知の世界」としての宇宙に惹かれていた。
想像を絶する空間、概念のスケールに、あらゆる可能性と魅力を感じたからだ。
それは人類が月面着陸した後でさえ、計り知れない未来であり、円環的時間としては過去でもある。
グループ結成時、集まったメンバーは奇しくも全員、この宇宙を意識してインスピレーションを享受し、作曲活動をしていた。
「全ての事象は、無限に広がっている。生命には色彩が宿り、同時代において諸関係が生まれる。各々の呼応は音となり、万象は宇宙のように時空を超えて繋がっていく」 (BLUE DOT) …
必然ともとれる「偶然の一致 – Coincidence」。
彼らが奏でる響きは、 聴く者の心に、定義の存在しない宇宙 = 永遠の飛翔を映している。