Sumiyo(Vocal/作詞)
高校在学中に女優としてデビュー。フジテレビドラマ『この山河に愛ありて』やNHKドラマ、舞台、CMなどに多数出演し、その後カネボウ化粧品のキャンペーンモデルとしても活躍。
表現の軸を「声とことば」に移し、キングレコードより歌手デビューを果たす。
1990年、ピアニストTakashi Kiyonoとのユニット「LOVESICK」を結成。シングルCD『Only One Night/消えゆく街へ』をリリースし、有線リクエストランキングで第2位を記録。
一時活動を休止するも、約15年前からライブ活動を再開。コロナ禍による中断を経て、2024年に再びステージへと戻り、2025年、12曲入りのオリジナルアルバムを発表。
「生きてきた時間があるからこそ歌える言葉」を大切に、現在も精力的に活動中。
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LOVESICK(バンド)
ジャズ、ロック、ゴスペル、ボサノヴァ
ジャンルの枠にとらわれないサウンドと、深みのある詞・メロディで描くのは、大人のための音楽。
軽やかで洗練されたアレンジと、心に沁みるリアルな歌が魅力のオリジナルバンド。
年齢や世代を超えて、幅広い層から支持を集めている。
Sumiyo Vocal/作詞
Takashi Kiyono Piano/作曲
ポッポ渋谷 Percussion
渡辺 順一 Saxophone
難波 隆弘 Guitar
大戸 幹夫 Bass
早川 智弘 Drums
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——何があっても、音だけは捨てなかった。
LOVESICK 35年の軌跡
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ふたりの出会いから始まった、ささやかな物語。
女優・モデルとして活動していたSumiyoが、大手レーベルからCDをリリースしたのは、今から38年前のこと。
大きく売れることはなかったが、彼女の中に微かな光が残った。
やがて、ひとりのピアニストと出会い、恋に落ち、ふたりで曲を作り始める。
彼が作曲し、彼女が詞を紡いだ。
ユニット「LOVESICK」が誕生し、有線チャートをにぎわせたものの、暮らしは音楽だけでは成り立たなかった。
子どもが生まれ、小さな命と向き合う日々。そして彼は朝から夜中まで働き詰め。
音楽は、そっと引き出しにしまわれた。
──でも、無くなってはいなかった。
20年前、ふたりは再び音楽を始め、15年前にはバンドとしての形が見え始めた。
そして訪れたコロナ禍。
ようやく掴みかけた音楽の居場所は、また遠ざかっていった。
それでも、Sumiyoは諦めなかった。
音楽への情熱を失いかけた彼を、もう一度ステージへと引き戻す。
自らの言葉と声で、バンドとともに12曲を吹き込んだ。
それぞれの人生を重ね、乗り越え、再び音楽で交わったふたり。
そして今、最高の仲間たちとともに、自分たちの音楽を作った。
これは、回り道ではなく、人生そのものを音にしたアルバム。
LOVESICK 再始動の記録。
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2025年6月24日 配信スタート