心のままに

川上凛々STORY

幼き日の約束
中国の小さな町で育った凛々
彼女の憧れは天才ダンサーであり大好きな兄　竜牙
ダンス大会では何度も優勝し町の誇りとなっていた
自慢のお兄ちゃん
しかし凛々が10歳の時、
「俺はもっと広い世界を見たい
凛々、俺を超えて見せろ」と言い残し旅たつ

「いつか私も、お兄ちゃんみたいなダンサーになる！」
幼き凛々はそう心に誓い毎日練習に励む
お兄ちゃんと再会し踊りを見てもらい
「認めてもらう」ことが凛々の夢となった

数年後、兄が日本にいることを知り
凛々は兄に会う為に日本への旅立ちを決意する

日本に降り立った凛々は言葉の壁や文化の違いに苦労する
しかしダンスへの情熱だけは失わなかった
そんな中、街角で見た大きな広告が彼女の目に留まる
「REDもんSTAR 新メンバーオーディション開催！」

REDもんSTARは日本で大人気のアイドルグループである
凛々は自分の実力を試すため
そしてお兄ちゃんに認めてもらう為に
このオーディションへの参加を決意する

オーディション会場には
数千人もの候補者が集まっていた
踊りが始まると彼女の情熱と努力が光り審査員たちは驚く

審査の途中、現役メンバーの一人であるレオが近づき声をかける
「あなた、面白いわね。でも、このグループは甘くないわよ。」
レオはクールだがダンスに対する情熱は人一倍強いメンバーだった

オーディションを見事通過しメンバーとして加入した凛々
しかし、ここからが本当の試練だった
REDもんSTARの練習は想像以上に厳しくメンバー間の競争も激しい
特にレオは凛々に対して厳しく接する
「お兄ちゃんのために踊ってる？それじゃ、観客に何も伝わらない。」
レオの言葉は凛々の心に突き刺さる

凛々は悩みながらも
「ダンスは心を伝えるもの」という
兄の言葉を思い出し自分の踊りを見つめ直す

ついにREDもんSTARとしての初ステージの日がやってくる
凛々は緊張しながらも、今までの努力と仲間への感謝を込めて全力で踊る。
ステージの最後、観客席にお兄ちゃんの姿を見つける
兄は涙を浮かべながら凛々を見つ深く頷いた

レオが微笑みながら近づいてくる
「あなた、最高にやるじゃない　これからも一緒に頑張ろう」

ステージ後、竜牙とついに再会する
「お前はもう立派なダンサーだ。これからは、お前自身の夢を追え。」
竜牙の言葉に凛々は涙を流しREDもんSTARのメンバーとして
自分のダンスで多くの人に希望を届けることを誓う

REDもんSTARの新メンバーとして活動を続ける凛々
彼女のダンスは、技術だけでなく「心」を伝えるものとなり
次第に多くのファンを魅了するようになる
そして凛々の姿は多くの夢を追う人々に勇気を与えていく――。

その日も
凛々は最高のパフォーマンスをする為に
会場に向かった


こちらの曲は、
あかぼしカンパニーシュールな舞台ストーリーと
リンクした一曲です
この曲を聴くことで
その役の背景や物語が感じられる一曲になっております