01. 残像のブーケ
02. ぼくの愛する暮らし (Alternate Ver)
03. メランコリー
04. boys & girls (Alternate Ver)
05. 恋は終わってしまった
06. 群青色
07. 涙が出ちゃうよ
08. 恋のはじめの夜の長さよ
09. サクラサク
10. ブランケット・ブルース
11. リフレイン
12. 旅するように歌うのだ
残像のブーケ
2020年の始動以来、コロナ禍によるライブ自粛に見舞われながらも、3曲のデジタルシングルリリースや、Youtubeなどでの活動、かつてのバンド残像カフェの限定再結成などを挟みつつ、4年以上を制作に費やした1stフルアルバムが遂に完成した。
「旅するように転がって
気づけば家族もできたよ
みんな元気でいるのかな?
まちは変わったけど」
(M1「残像のブーケ」より)
いつのまにか大人になっていた自分、繰り返す日常。守るべきものが変わっていく。遠ざかるあの頃、まぶしくて少し痛い恋愛の数々。見上げた夜明けの空の色。
誰にでもあるような数々のシーン。
ここに収められた12の楽曲はそんな記憶の残像をすくいあげて描いていく。
アルバムの冒頭2曲とラスト2曲が年齢相応の視点、それを挟む形で、恋愛小説の短編集のようにラブソングが並べられている。ストーリーが繋がっているわけではないが、恋が終わって、また始まって、そして今に至る...そんな流れのある配置がなされている。女性目線の恋愛や、男女の視点が交互に入れ替わる楽曲など歌詞面での挑戦も。
「残像」というかつてのバンド名を盛り込んだネーミングには、 過去に“背を向ける”のではなく“向き合う”ことで前進しようとする決意が込められている。
「人生はやり直せる? やり直せない?
そうさ 取り返しのつかないところから始めるしかないんだぜ?」
(M11「リフレイン」より)
思い出は時間とともに輝きを増し、宝物にもなるし時に足枷にもなる。
ありがとう、さよなら、両手いっぱいの思い出。
「残像のブーケ」の音楽は、聴いた人それぞれの過去に贈る 祝福のブーケであり、餞 (はなむけ) の花束だ。
「ライフは短い 日々は速い
だから愛しくなるんだよ」
(M12「旅するように歌うのだ」より)
残像カフェのときから変わらないセンチメンタリズムや叙情性はそのままに、今の大森元気だからこそ表現できる言葉や声がそこにある。
またさまざまなゲストミュージシャンを配して作られたサウンドは、ソロプロジェクトながらバンドのアルバムのようでもある。力強く、鮮やかで、懐かしさとすがすがしさが同居している。
それは僕らの人生を祝福し、センチにもさせるサウンドトラックだ。
1st Al『残像のブーケ』
残像のブーケ
2022.3.30(CD先行販売)
2022.4.19(配信リリース)
2023.4.12(CD全国流通)
OURLIFE MUSIC OLM-017
【参加ミュージシャン】
Noriyuki Sugata (Ds)
岡田梨沙(Ds, Cho, Per)
宮下広輔(Pedal Steel)
松木俊郎(Ba)
クマガイトウゴ(Ba)
アダチヨウスケ(Ba, Cho)
みんみん(Organ, EP, Cho)
中嶋佑樹(EG, Pf, Cho)
平松稜大(AG, Cho etc)
うちだあやこ(Cho)
北山昌樹(Ds)
あまのさくや(Cho etc)
楽しいよふかし(vano+キク地ユウタロウ+わ央)
【Engineer】
Rec+Mix :アダチヨウスケ(Studio A.D.C.)
Rec:水野敏宏(MOMO Studio)
Mastering:よしむらひらく(スタジオローサ)