二つの軌跡

鳳条純一
通称ドクSTORY

ドクの夢は二つあった
一つはステージの上で輝くアイドルになること
そしてもう一つは
父の病院を継ぎ
人々の命を救う医者になること

どちらも諦めきれない夢だった

ドクはREDもんSTARのオーディションに合格
アイドルの才能を花開かせた
若干１６歳にしてトップアイドルとなり
ファンは彼の笑顔と歌声に夢中だった

しかし医師の道を諦めたわけではなかった
彼はアイドル活動の合間に医学を学び続け
試験を受け必死に医師の資格を取得しようと努めていた

だが、どちらも中途半端に終わりそうな気がして
次第に心が折れそうになることもあった
そんな時、ある出来事が彼の運命を大きく変える

茜の病気
「ドク、実は私…」茜は涙をこらえきれずに言った

茜とは幼馴染
アイドルを目指していた

彼女が突然倒れ検査の結果

突然の告知にドクは言葉を失った

「私、ドクに何かできる事をしてあげたい。
でも、早くしないともう間に合わないかもしれない。」

茜の言葉に
ドクは胸が締めつけられる思いを抱えた
辛いのに励まし支えてくれた
だからこそ茜のために
自分にできることをしなくてはならないと感じていた

医者としての道を選ぶ
「私はアイドルとしても医者としても中途半端じゃダメだ。」
ドクは決意を固めた
アイドル活動を辞め茜のために
医師としての道を進むことを決めた。

その決意は簡単ではなかった
アイドル活動を辞めると発表することは
ファンを失う恐れがあり
グループにも大きな影響を与えるだろう
しかし茜を助けるため
そして自分の人生における真の使命を見つけるために
ドクはその道を選んだ

彼は再び医大に通い
医師としての資格を取るために
徹底的に勉強し続けた
医療現場の厳しい現実
茜のためにも自分の夢をかなえ
彼女に恩返しをしなければならないと

茜との約束
茜の病気は進行していったが
ドクは諦めなかった
治療法を模索し何度も何度も医者として最善を尽くした

「俺が医者になることで
君に恩返しをする
必ず君の笑顔を取り戻すために」

茜は見事
アイドルグループ
REDもんSTARに合格

「支えてくれありがとう　ドク」

だが
まだ病気が治ったわけではない

これからが
本当の試練だ

茜は
REDもんSTARの中心的な
存在になり
瞬く間にセンター位置を
勝ち取った

数回の春を迎えた
ある日
茜は倒れた

まだまだこれからと言う時に

茜と萌々香の
卒業公演
ドクは茜の主治医として
ステージの横で見守っていた


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こちらの曲は
あかぼしカンパニーシュールな舞台の
ストーリーとリンクした一曲です
この曲を聴くことで舞台の中の
その役の背景や物語が感じられる
一曲になっております